睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりして無呼吸状態が繰り返される病気です。
無呼吸（10秒以上の呼吸停止）が7時間の睡眠中に30回以上、あるいは1時間に5回以上認められる場合には睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
代表的な症状としていびき、起床時の頭痛、夜中に何度も目が覚める、日中の眠気や倦怠感が挙げられます。
十分な睡眠が得られないため疲れが残ったり、眠気が現れたりし日中の生活に支障をきたす場合もあります。耳当院では、正確な検査と適切な治療を受けることができますので、日中の眠気でお悩みの方や、ご家族などからいびきを指摘されたことのある方は、ぜひお早目に受診されることをお勧めいたします。
検査
検査は、簡易検査キットを就寝時間に装着し、いつも通り一晩寝ていただくだけで、睡眠中の呼吸気流、血液中の酸素飽和度、呼吸運動、体位、脈拍などが記録されます。
入院の必要はありませんので、お忙しい方でも気軽に検査いただけます。ただ、結果によっては追加の検査（終夜ポリグラフィー検査）を受けていただく場合があります。
CPAP（シーパップ）療法
CPAP療法は中等度から重症度に有効な治療法です。睡眠中に鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道を開存させて治療します。睡眠中の無呼吸・いびきが減少し、眠気の改善や血圧を下げる効果も期待できます。